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ローズミンタラ

棟方志功展

久しぶりの晴天。

22日のことです。

今日の予定は?

「今日行く(教育)も、今日用(教養)」も無い。

 

老人のボケ防止には、「今日行く(教育)と 今日用(教養)が必要」と言われています。

「無い」のであれば、「今日行くと今日用」をつくるしかありません。

それでは、ひとっ走り、札幌へ GO!

 

行き先は、狸小路の宮文と近美(北海道立近代美術館)

近美では、「棟方志功展」(わだばゴッホになる)が3月25日まで開催されているのです。

s-1048-1棟方志功展 


 棟方志功の作品イメージは、パンフレットにある板画「二菩薩釈迦十大弟子」や豊満な女性だったのですが、油彩や書もあって、ちょっとした驚きでした。


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 リストには74点の作品が載っていました。

74点か・・・少ないなー・・・と思ったのは間違いでした。

屏風の「流離抄(りゅうりしょう)」などは二曲一双の作品に、24点の作品が刷られているのです。

その中に「大雪となりし高志路のしづけさは 深々として切なかりけれ」という文を見つけました。

最近、雪に痛めつけられているせいでしょうか、ズシンと響きました。

吉井勇の歌に、しばし足を止めてしまいました。

 

宮沢賢治に関連する作品もありました。

直接の交流は無かったようですが、賢治没後10年目の作品は「雨ニモ負ケズ板画作」(巻子)

「なめとこ山の熊版画」(額装8点)も賢治の童話を素材とした作品。

 

この熊版画8点は、左から右に向かって展示されていました。

ところが、この童話を素材とした板画は縦書きなので、右から左へ読み進めるのが自然なのです。 

何か意図があったのでしょうかね?

 

彼は海外でも作品を制作していました。

「ハドソン河自板像の柵」と「ミシシッピー河の自板像の柵」は、スマホで自撮りをしたような構図。

アナログの板画のはずなのに、デジタル自撮りを想起させる作品に仕上げるとは!

 

「大世界の柵・乾(けん)」と「大世界の柵・坤(こん)」は、滅茶苦茶大きい作品。

縦2間✕横8間の板画

メートル法に換算すると、3.6m✕14.4m

こんな大きな作品をいっぺんに刷ることはできないので、小さな板画をいくつも組み合わせて大きな作品に仕上げたようなのです。

創作過程を想像しながら見るのも楽しいですが、実際はどうだったのか見てみたいものです。

 

油彩も展示されていました。

ゴッホへのオマージュとされる「太陽花・黃」、「太陽花・青」、「太陽花・真赤(まっか)」、「太陽花・黒」、「太陽花・瑠璃(るり)」です。

作品とタイトルには因果関係があるはずです。

でも、このヒマワリの「黃、青、真赤、黒、瑠璃」の色は、背景色も含めて一致するものがなく、命名の意図は想像できませんでした。

こうなると、本人に聞いてみたくなるのですが・・・ハテ、サテ、どうしたものか?

 

彼は、青森出身の人ですから「ねぷた」を題材にした作品もありました。

「 禰舞多 運行 連々 絵巻( ねぷた うんこう れんれん えまき )」は、賑やかな倭画(やまとが)なのですが、踊っている中に青森市長と棟方志功自身が描かれています。

どうやら、これは遊びながら(楽しみながら)描いた作品ですね。

見ている方も楽しくなる作品です。

 

いつの間にか午後1時になっていました。

2階のレストランで、記念のランチを

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「お飲み物は何になさいます?」

「リンゴジュースを、お願い」と豆福。

おお、そうでした、棟方志功の出身地、青森はりんごの名産地ではありませんか!

ボクもリンゴジュースをお願いしました

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棟方志功スペシャルランチは

道産牛ほほ肉の煮込み(和風)

山菜ご飯

グリーンサラダ

極めつけは、きのこの味噌汁(入れ物から察して、スープだとばかり思っていました)

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野菜好きの豆大福には、好適なランチでした。

目の保養もした、お腹も満たした。

帰り道も、穏やかでいい天気。 

今日は、いい日でした!

 

Ps.

版画と板画

棟方志功は版画を「板画」と言っています。

板の命を大切にするという想いから「板」という字を使っているのだそうです。

これに倣って、このブログでも「板画」と表記しました。

 

 

 

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