明日は、日本列島に「夏、秋、冬」が勢揃いするのだそうです。
南には夏が、関東近郊では秋が、そして北海道のカムイ・ミンタラ(大雪山系)では初冠雪かもしれないというのですから、小さな島国なのに季節は多様です。
雪景色が来ないうちに、ローズ・ミンタラの秋景色をお届けします。
この時季は春とは異なり薔薇の花数は少なくなりますが、三尺バーベナ、球根ベゴニアなどが賑やかさを醸し出してくれます。
【リオサンバ】
秋のリオサンバが咲き始めました。
数えてみると、ツボミも含めて12本あります。
この花は刻々と色変わりするので、毎日見ていても見飽きることがありません。
このリオサンバは、オレンジ系かな?
こちらでは、赤みが強くなりました。
そして、こちらはピンクが強く出ました。
同じ花とは思えないような色彩。
彩りが変化してくる面白い薔薇です。
【Mr.リンカーン】
香りの強い薔薇です。
春、夏には青みを帯びた赤だったのですが、今回は赤が強く出ました。
咲く時季によって色味が違うので、楽しみは倍加します。
【衣通姫】
衣通姫(そどおりひめ)と読みます。
薔薇には有名人の名が冠されることが多いのですが、衣通姫もその一例です。
記紀(古事記、日本書紀)で伝承される美しい女性で、その美しさが衣を通して輝くところから命名されたと言われています。和歌に優れ、和歌三神の一柱に数えられています。
ひ弱な薔薇なので、地植えには向きません。豆福が鉢で育てています。
【ピース】
ふっくらころっとした花の形と縁取りにピンクを帯びた色合いは、見ているだけでほっこりします。
ギスギス、殺伐とした話を聞くたびにこの花の名のようであればいいのにと思ってしまいます。
(咲き始めのピース)
このバラが発表されたのが1945年、品種名は「ピース、peace、平和」です。
第二次世界大戦が終結した年に、戦争のない世界を願って名づけられたバラなのです。
今こそ大事にしたい花です。