
寒暖の変化が大きくて、しかもそれを繰り返すので身体がきしみ始めるようになりました。
気持ちは若造のつもりでいても、身体は正直です。
古今和歌集の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる」は、「秋が来たと、はっきりと目には見えないけれど、風の音で秋の到来に気づきました」という移りゆく季節を詠ったものですが、当地では目に見えてやってきました。
吊り鉢のオレガノケントビューティの紫色が濃くなり始めると、それは「秋風」の到来なのです。
先日は、これでもかと言わんばかりに大雪山連邦の黒岳で初雪が降りました。
山頂では、「もうすぐ冬だ」という予告編なのでしょうが、平地ではまだ秋を堪能しておりません。
冬将軍様、平地を雪景色にするのは、もう少々お待ち下さい。
夜になるとキリギリスの「ギーッ、ギーッ」という鳴き声とコオロギの「コロ、コロ」という鳴き声がするのです。
夏と秋のせめぎあいなのか、夏の虫と秋の虫が合奏して田舎の庭は真夏よりも賑やかになります。
【ガーデンオブローゼズ】
咲き始めの花と全開の花では、同じ花とは思えないほどに変化するバラです。
【アンクルウォルター】
つるバラなので横に誘引して咲かせるのですが、来年用のシュートはそのままにしています。
すると、気分良く縦に伸びて、ホウキのように咲きました。
背伸びしても花を見ることはできなくなってしまいました。
【秋バラの芽】
元気に秋バラの芽が伸びています。
今年は、元気が良すぎて一本の枝に上下2つの花芽が出てきたのがあるのです。
雪が降る前に咲いてもらうには、どちらか一方だけにします。
さあ、もうひとふんばり。来月末には咲いてよ!


