
夏休みが終わりを告げ、温暖地では9月から2学期が始動するようですが、こちらでは先週からスタート。
ローズミンタラも自主的に夏休み(?)をとっていたのですが、そろそろ夏休みも終わりにせねば。
日差しはジリジリと暑いのに、ちょっと陰って風が吹くと、それはもう「ちょい寒(さむ)」の季節になってきました。
この時期は、夏と秋とのせめぎ合いです。
ローズミンタラのバラの花も夏と秋のせめぎ合い。
ホップもナツユキカズラもベランダを目指してつるをのばしています。
今年、ナツユキがまだ花をつけません。
これから咲くとは思うのですが、気がかりです。
アスピリンローズ(白)の秋花とカクテル(赤)の返り咲きです。
カクテルの元株は、もう40年になろうとしています。
毎年のように、もう寿命かもしれないと言いながら今まで来ました。
挿木したのも植えているので3株で咲いているのですが、こうなったらいつまで咲いてくれるのか見届けるつもりです。
キアゲハが舞い、アキアカネが山を降りてきました。
昼にセミが鳴いていると思ったら夕方には秋の虫の声。
虫の世界も夏と秋とのせめぎあいです。
アンクルウォルターの返り咲きです。
つるバラは、原則、一季咲きと言われているのですが、ときどき2回咲くのがあります。
遠慮せずに四季咲きのバラのように、春、夏、秋と咲いてくれるといいのにと思うのですが、欲張りでしょうかね。
紫の三尺バーベナ(和名:柳花笠)には、キアゲハが好んで訪れます。
蜜を吸うのは兎も角、お礼の印として葉裏にお土産(卵)を置いて帰るのには参った。
青虫が葉を食べてしまうのですよ。
三尺バーベナは、この時季の彩(いろどり)としてはもってこいの花なのですが、キアゲハにとってももってこいの花のようなのです。
三尺バーベナの彩を採用するか? 青虫の親御さんの飛来防止を採用するか? 悩ましいところです。
「秋の薔薇を見ずして、バラを語るなかれ」
記憶が定かでないので、ちょっと違うかもしれませんが、
ミスターローズ鈴木省三さんや岩見沢バラ園の看板の言葉です。
夏を乗り切ったバラは、これからが楽しい。
優美な色、形、香りに出逢える。
春の賑わいにはかなわないけれど、ガーデナーはこの季節のバラに逢いたくて手入れをしてきたのに違いないのです。
「秋の薔薇はしっとりと大人の色で咲く」
もうじき逢えるはずです。
それまでは、雨よ、風よ、寒さよ、来るなとは言わないけれど、来るのなら、穏やかに、密やかに、そ~っと訪れてほしい。


