
昨日から雨が降り続いています。
「春雨じゃ、ぬれて参ろう」
というには、強すぎる。しかも冷たい。
格好をつけて、濡れて参ると、風邪を引いてしまいそうです。
でも、この雨で、庭の雪は溶けきってしまうに違いありません。
雪が溶けるに従って、驚く景色が待っていました。
一見なんの変哲がない雪囲いに見えますが、
よくよく見ると、
オンコを保護していた焼き丸太が骨折。
雪囲い用の焼き丸太といえば、直径5cm~10cmあります。
その中間地点で折られたのですから驚きです。
この冬の雪の圧力を見せつけられました。
「萌樹工房あれこれ」の3月30日のブログに載っていた
「春の息吹」(https://moegikoubou.blog.fc2.com/blog-entry-671.html)
のようなエゾシカの被害はなかったので、まあ、オンコの樹が無事で良かったと思うことにしました。
去年の秋につくったばかりの雪囲いの脚立もご覧のとおり。
横板がビスごと引きずり降ろされ、垂木が縦に裂け、ビスが折れてしまったのです。
こんなにすごい雪害は初めてです。
新しい雪囲いがこのようですから、古い雪囲いは言わずもがな。
横板が外れてパランパランになり、垂木が折られ、一つとしてまともなものがありません。
丸太が折れたということは、丸太より細い材でできている雪囲いは全滅ということ!
刀折れ、矢玉尽き、弁慶の仁王立ち、満身創痍で薔薇姫をかばっていました。
「痛かったろうに、ありがとう。 今、直してやるからな。」
外れた板は張替え、折れた垂木は交換、直しようがないものは新しく作り替え、今年の春は、物いりで、忙しい春になりました。
【PS】
ネズミの被害はヒアシンスにも及んでいました。
花芽が食されていたのです
花を食すなんぞ、エディブルフラワーと洒落込んで・・・とも思いましたが
花を愛でずに花芽のうちに食すのですから「憎きネズ公」です。
しかも、水仙の球根は避けるのですから、何ともはや利口なものです!
原種チューリップの被害地には、豆福がバックヤードで養生していたポット苗を補植しました。
これで多少は格好がつくことでしょう。
雪が溶けると、花の芽が出てくるだけではなく、一冬(ひとふゆ)のツケも顔を出すことは承知していましたが、ネズミの食害といい、雪囲いの骨折といい、この冬のツケは大きすぎです。


