ローズミンタラ

北海道の名付け親?


「 北海道 」 って、誰が命名したんじゃろ?
日本は、1都 1道 2府 43県 なのですが、
その、ほとんどが 「 なんとか県 」 という名前ではありませんか。
それなのに、何で 「 北海 」 ではなくて 「 北海 」 なんじゃろか?
そんな素朴な疑問を持っていました。

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自分としては、知る必要性が低かったので、ほったらかしにしていたのですが、
ローカルニュースで松浦武四郎が名付け親だということを知りました。
しかも彼に関する絵画展が隣町で開催されているという。
これは行かねばなるまい。

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タイトルが長~いのです。
「 日本画家・岩橋英遠 松浦武四郎を描く 」、
更に “ 開館30周年記念特別展 幕末の蝦夷地探査 ”
という “ 冠 ( かんむり ) ” がつくのです。

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岩橋英遠は滝川と合併した江部乙町出身の画家です。
主催者としては、岩橋英遠の絵画がメインなのでしょうが、
ボクの興味は、松浦武四郎が北海道と名づけた意図なのです。

係の人にお尋ねすると・・・
「 今日は、学芸員さんが不在なので分からない 」 とのこと。
う~ん、残念。

仕方がない、ネットで調べますか!
分かりやすいのを見つけました。
松阪市 教育委員会 文化課のHPです。

松浦武四郎
http://www.city.matsusaka.mie.jp/www/contents/1000001199000/

これによると、
『 武四郎は、「 蝦夷地 」 に替わる新しい名称を考えることに携わり、「 北加伊道 」 などの案を政府に提出し、この案をもとに政府は 「 北海道 」 に決定した 』 のだそうです。

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武四郎が「北加伊道」と提案した背景には、アイヌ民族を指す古い言葉が 「 カイ 」 であり、
この 「 カイ 」 という言葉に熱田大神宮縁起に出てくる 「 加伊 」 という字をあてました。
「 北加伊道 」 には、「 北のアイヌ民族が暮らす広い大地である 」 という、先住民族を尊重する思いが込められていました。

武四郎の石狩日誌、夕張日誌 ・ ・ ・ 十勝日誌などは、まるで絵日記。
しかもその記録されている文字も絵も、呆れるほど巧い!
蝦夷地をくまなく探査した武四郎は、浮世絵師でもありました。
いやはや、とてつもないスーパーマン。

松浦武四郎さんへの興味が募ってきました。
今度は、学芸員さんがいるときに、行くことにしよう。

ps.
かつて、「 北海道 」 は 「 蝦夷地 」 と呼ばれていました。
蝦夷地という文字には中華思想と遠隔地蔑視が見え隠れしているようで
好きになれませんでした。

s874-5中華思想 Wikipedia

この図はウイキペディアから拝借したのですが、
古代中国では、自国を中華といい、四方の異民族に四夷という蔑称を付けました。
東夷 ( とうい ) ・ 西戎 ( せいじゅう ) ・ 南蛮 ( なんばん ) ・ 北狄 ( ほくてき ) の四夷です。

蝦夷地を 「 ホッカイドウ 」 と 改名した武四郎さんが身近に感じられるようになりました。
やっぱり、今度は、学芸員さんのいるときに、行くことにしよう。








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コメントコメント


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へー、そうなのですか。松浦武四郎の名は知ってましたが、三重県松阪の人とは知りませんでした。そして、北海道の命名者でその経緯も。この年になってもまだまだ知らないことは沢山あるようです。
いくつになっても新知識を得ることは嬉しいです。このブログで随分物知りになったみたいです。

岩橋英遠の日本画は見た事もあり、いいなあと思います。

takarinn | URL | 2016/10/06 (Thu) 23:49 [編集]


Re: 武四郎

そうなんですよ。 
この年になっても、まだまだ知らないことだらけ。
でも、きっかけがあると、興味をもつことができますよね。
これから先は、興味と体力のせめぎあいになりそうです。

大福 | URL | 2016/10/09 (Sun) 09:14 [編集]


 
 

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