ローズミンタラ

土竜


バラ株の根元に発酵牛糞をほどこしました。
匂いを気になさるかもしれませんが、サラサラしていて、匂いはほとんどありません。
これを株の両端にすき込む。
土と混ぜると、空気を含んで土がポコポコに軽くなります。

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株の両脇を掘ると、ミミズが出てきて、迷惑そうに目を白黒。
( もっとも、目があったらの話ですが ・ ・ ・ )

この庭土は、二十数年前に かつての上司の知人が運んでくれたのでした。
「 黒土 」 をお願いしたところ、 「 黒い土 」 が大量に運ばれてきました。
ところが、この土は硬くて、地割れができたのです。

「あれ? これって、田土じゃないの!」
遊びに来ていたノリちゃんが驚きの声をあげました。
黒いには違いないけれど、田土は水田の土、単粒土で粒子が細かくて庭向きではありません。
庭土は団粒土がいいのです。

返すわけにもいかず、毎年、土壌改良をしてきました。
まだ、まだ、硬い土なのですが、少しは団粒土になり始め、土を耕すたびにミミズが飛び出します。
小さな身体でノミも使わずにトンネルを掘り、水路と空気の通り道を造り、自分の体内から肥料を出し、植物に水と空気と栄養を与えるのです。
土を豊かにするミミズパワーは驚異的です。

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そういえば、中国ではミミズのことを 「 土竜 」 と言っていたのだそうです。
土を掘ったトンネルが竜のように見えることからつけられたそうですが、日本に伝わった時に誤って 「 もぐ ら」 に 「 土竜 」 を当ててしまったといわれています。

もう一つ、「 地竜 」 という漢方薬もあります。
これは、ミミズを乾燥した生薬で、解熱、利尿剤の効能が謳われています。

好かれることはなさそうですが、縁の下の力持ち。
人の役に立ち、植物の役に立ち、土の役に立つ。
この凄さ。
「 竜 ( ドラゴン ) 」 と呼ばれるわけです。






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